特集 「母親の品格」②

 品格のある人間とは、しっかりしたマナーを身につけ、きちんとルールを守れる人のことを言います。「この親にしてこの子あり」という諺があります。「あのお母さんのお子さんだから、立派なお子さんに成長されるのも当然だよ。」と言います。その逆に、「お子さんがこうなるのも仕方がないね。あのお母さんもお母さんだから。」と、世間でよく噂に上る話です。まず、お母さんのチェックリストです。

①玄関に余計な履物を出していませんか。
②脱いだ履物の向きが揃っていますか。
③傘たては空っぽですか。
④玄関は、床の間と同じだと考えていますか。
⑤台所に洗い物を溜めていませんか。
⑥冷蔵庫に張り紙が並んでいませんか。

 先人は、玄関と台所を見れば、その家に住む人の品格=人格が見えてくると言いました。どんなに大家族であっても、主人以外の履物は、下駄箱に入れておくことが品位を保つ秘訣なのです。玄関は、お正月になると正月用の生け花と鏡餅とで、大いに飾ったものです。ということは、玄関は、床の間と考えられるほど、その家の顔なので余計な物を置かず、客人に見せる場と考えなければなりません。傘立てを玄関の外に出して、晴天にも関わらず、何本も入れてある光景を見かけますが、雨の日には便利が良くても品位を落とす風景となります。傘立ては、雨の日に、振り撒く雫を防ぐために、立てておくものであることを知っておきましょう。台所のシンクは、いつも輝いていますか。使った全てに磨きをかけ、在るべき位置に戻して一日を終えられるお母さんには、品格が備わっていると言ってもよいでしょう。冷蔵庫の側面を見れば、家族全員の予定が分かるほどに、紙を張り巡らしている家庭が多いようですが、品位を落とす一種の商売人風と言えます。

 お子様は、以上のような環境や振る舞いや習慣などを無意識のうちに注入されてしまい、今のお子様が存在しているのです。
 小学校入試も解禁となりました。社会へ出る第一歩の小学校受験には、家庭で躾けられた「品格」が問われる場面です。家庭に於いて躾けられることとは、①洋服の畳み方。②洋服の掛け方。③箸の持ち方。④紐の蝶結び。⑤靴の脱ぎ履き。⑥鉛筆の持ち方。⑦雑巾の絞り方。⑧箒の持ち方。⑨風呂敷の使い方。⑩洗濯物の干し方や畳み方。⑪整理整頓の仕方。⑫お弁当の食べ方。⑬手の洗い方。⑭ハンカチの使い方。⑮靴下の脱ぎ履き。⑯挨拶の仕方など。
 ほんの日常的な仕草ですが、お子様の品格を決定付ける躾の一端ですから、お母様がお手本になり正しい躾をしてあげましょう。



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