中川産科婦人科ドクターのプレママセミナー

第9回:赤ちゃんのための環境


          退院して自宅に帰ると、それは赤ちゃんにとっては大きな環境の変化です。 
          赤ちゃんが健やかに、快適に過ごせるように心くばりしてあげましょう。
          とくに感染予防、保温、睡眠に気をつけてあげてください。 

『感染予防』
◎赤ちゃんはお母さんの免疫をもらって生まれてくるので、生後6~7ヵ月頃までは
 あまり病気をしませんが、免疫をもらっていない風邪などのウイルスに感染しやすいので
 注意が必要です。ご家族は風邪をひかないよう気をつけて。
 お祝いの方にはのぞいてもらう程度にしましょう。
 ◎衣類、部屋、寝具、調乳器具、そして赤ちゃんにさわる手や乳首なども常に清潔に心がけましょう。

『寝具』
◎敷きふとんは、顔がうもれるようなフカフカのものはさけましょう。
 指で押しても跡が残らない(アイロン台程度)を目安にしましょう。 
◎上掛けは薄くて軽いものが基本です。 
◎シーツはピンと張り、たるんで赤ちゃんの口をふさがないよう、しっかりマットの下に折り込みます。 
◎枕はつかいません。

『保温』
◎生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、
 外気温との差をあまりつけないように気をつけましょう。 
◎暖房器具は空気を汚さないタイプを選びましょう。 
◎電気毛布は体の水分をうばうのでさけましょう。 
◎換気や温度調節もこまめにしましょう。 
◎着せすぎやふとんのかけすぎはからだから放熱できなくなり、
 発熱や運動不足につながるので注意しましょう。 
◎室温20℃で、肌着、長着の2枚の上に毛布か薄い掛け布団のどちらか1枚、
 それくらいが適当です。

『睡眠』
◎陽当たりがよく、換気が十分にできて、静かでホコリの少ない部屋が赤ちゃんには理想的です。
 室温は冬20℃前後、夏27~28℃前後で、湿度は60%前後を目安に。 
◎日常的な音の刺激にはなれさせましょう。
 ひそひそ話やぬき足さし足で歩くなど必要以上に静かにすることはありません。 
◎専用の部屋がないときはコーナーをカーテンで仕切ったり、
 ホコリがかかりにくく世話がしやすいベビーベッドなどを利用して赤ちゃんスペースをつくりましょう。
 ベビーベッド内には、おもちゃやタオルなどをおかないでください。



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