中川産科婦人科ドクターのプレママセミナー

第7回:妊娠中に起こりやすい異常


      妊娠中は、ママもですがおなかの赤ちゃんの発育も考え自分自身の健康管理をしっかり行いましょう。 
      今回は、『妊娠中どのようなことに注意するべき』や『日頃からの健康観察』についてをお話します。 

『妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)』
 妊娠によって起こる異常のひとつですが、原因はまだはっきりしていません。妊娠後半期に多く見られるようです。
 ある程度は食生活の改善により予防できますので、日頃のチェックが大切です。

・妊娠高血圧症候群を予防するために…

 ◎定期健診を必ず受けましょう
 ◎過労をさけましょう
 ◎太りすぎないよう気をつけましょう
 ◎塩分はひかえめに、偏食をさけましょう
 ◎良質のタンパク質、ビタミン、カルシウムを十分にとりましょう

 症状は高血圧、尿たんぱく、むくみが特徴です。 次のような自覚症状があります。
 ※頭痛、動悸がする  ※目がチカチカする 
 ※急激な体重の増加  ※朝起きたとき、手足がむくむ 
 ※指輪がとりにくい  ※手が握りにくい 
 ※靴がきつくなる   ※尿の量が少ない 

母児への影響が大変心配されます。
胎盤早期剥離・大出血・痙攣・肺水腫・低出生体重児・子宮内発育不全・胎児死亡・死産など

次の方は妊娠高血圧症候群になりやすいので注意しましょう。 
《若年初産婦・高齢初産婦・合併症のある人(糖尿病・肝・腎・心臓病など)、高血圧の人、肥満の人、
 偏食しがちな人、塩辛い物が好きな人》

『流産や早産』
 胎盤が完成する15週までの妊娠初期は最も流産を起こしやすい時期です。
 また、妊娠36週までにお産になった場合には(早産)、低出生体重児が生まれるなど、
 養育が大変になることもあります。

・流早産を予防するために…

 ◎無理をしないようにしましょう(症状があれば安静第一です)
 ◎特に下腹部に力が入る姿勢や動作を避けましょう
 ◎性生活は控えめにしましょう
 ◎便秘や下痢に気をつけてください

次のような症状があります 
 ※頻繁にお腹が張る 
 ※下腹部痛、性器出血などがある 

◆症状がひとつでもあったら、すぐに医師や助産師に相談してください。




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