中川産科婦人科ドクターのプレママセミナー

第5回:妊娠中によくある症状


   妊娠中によくある悩みとして主に頭痛、便秘、下痢、痔などと言った事が上げられます。 
   今回はそのような症状をどのように対処していけばよいかを『妊娠中によくある症状』として ご紹介いたします。 

『頭痛』
 妊娠初期や末期に頭痛に悩まされる方がいます。ほとんどは妊娠によるストレスや出産への不安が原因です。リラックスできるように好きなことをして過ごしましょう。また、読書やパソコン、縫い物など、目の使い過ぎで頭痛が起こることもあります。
  ただし、妊娠高血圧症候群による高血圧が原因で、頭痛や目のちらつきが起こることもありますので、痛みがひどかったり、休んでもおさまらない時は診察を受けましょう。

『便秘・下痢・痔』
 妊娠すると便秘になりがちです。妊娠中に多く分泌される黄体ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなったり、子宮が大きくなって腸が圧迫され、動きが悪くなるのが原因です。
  対策としては、食事の気配りが大切です。

◎朝昼晩3食きちんと食べる事。食物繊維豊富な食品を積極的に摂りましょう。
◎朝起きて冷たい水や牛乳を飲む。
◎適度な運動。
◎1日1回決まった時間にトイレタイムを設けるなども効果的です。

  反対に、妊娠によって自律神経のバランスが崩れ、消化能力や抵抗力も弱くなっているために、下痢になる人もいます。ストレスや不安も関係します。また、便秘と下痢をくり返す人もいます。鉄分が多いからとプルーンや牛乳を摂り過ぎたために下痢をすることもありますのでご注意ください。
  また妊娠中、痔になる方も少なくありません。これは血液循環が悪くなり肛門がうっ血するからです。便秘も要因となります。痔になったら排便の後は肛門付近を清潔にして、刺激や香辛料はひかえるようにしましょう。痛みが激しいときはご相談下さい(肛門科でもかまいません)。




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