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第41回:未来を創る_未来を生きる


 なぎさ公園小学校の合言葉です。開校16年目、卒業生が大学に進学したり、社会に出たりする頃となりました。小学校は基礎的な力を養うと共に、10年20年先の未来に役に立つ力を見据えて子どもたちを育んでいかなければなりません。将来に必要な資質や能力について、家庭と学校とが一緒に取り組むことができれば、子どもたちは、きっと自立して幸せに生きる人に成長するにちがいありません。小さい頃から大切にしたいこと4つについて考えてみましょう。


●好きなことに熱中

 人は、好きなこと、得意なことを伸ばしていると不得意なことも後から伸びてくると聞いたことがありますが、本当でしょうか。ある卒業生は、「小学校時代は、興味や関心のあることに夢中で取り組んでいた。気になることはとことん知りたくて集中して本を読んだ。」とのこと。学ぶことの楽しさを知った子どもは、親に言われなくても夢中で勉強に取り組むはず。


●五感を刺激して

 日常生活でたくさん五感を刺激するとよい情報が身体の中に取り入れられて感じる心の引き出しが増えていきます。音楽家を目指す卒業生は、「失敗を恐れない気持ちや小学校でのさまざまな体験や経験が表現力の引き出しを多くしてくれた。」と言います。感じる気持ち、気づく目はどのような仕事についても役立つことでしょう。


●自分から聞くことができる

 わからないこと、困ったことが伝えられ、尋ねることができる力。ある日、トイレのスリッパが水にぬれて困った子が「先生、スリッパがぬれています。どうしたらいいですか。」と通りすがりの先生に尋ね、その場で解決できました。知らんふりしたり、泣いたりすることはよくあること。人は助けたり助けられたりして生きていかなければなりません。ことばで伝える力があれば、問題の解決も容易にできるものです。


●自分で決めて自分で取り組む

 幼くとも自分で考える習慣を身につける。選択肢を与えるのも良いでしょう。自分で決めて自分で取り組むことが責任感につながり自立へと促します。なぎさ式家庭学習ガイドの低学年版は、家に帰って「ただいま」の挨拶からスタートし、手洗い、連絡、着替え、宿題、自主勉強、明日の準備などなど、ゴールは寝る時間まで自分で決めて自分で実行する仕組みになっています。その間にはお手伝いも。家庭からの感想にも「次に何をするか自分で考えて行動できた。」とあります。どの子も等しく、小さい頃からの暮らしかたや習慣、周囲の人のかかわり方で未来が決まると言えます。





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