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第27回「子どもを伸ばす4つのルール ~早寝・早起き・朝ごはん・読書~」


 新学期、意欲を持ってスタートした子どもたちにも、緊張感や生活の変化からくる疲れが少しずつ見え始めるときではないでしょうか。ご承知のとおり、子どもたちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和のとれた食事、十分な休養・睡眠が大切です。「早寝・早起き・朝ごはん」や「読書」の大切さがよく言われているわけを考え、もう一度子どもたちの暮らしを見つめなおしてみましょう。 

●早寝 ~睡眠中に脳は作られる~ 

 早寝の効用は、脳の中の海馬と呼ばれる知識工場の活性化にあるようです。夜の10時から2時にメラトニンという脳内物質が最も多く分泌され、睡眠中、今日の体験を知識に変換します。「9時に寝る」ということには、筋のとおった根拠があるのです。 

●早起き ~朝は脳の勝負時~ 

 早起きのよさには、朝早く起きると、セロトニンという脳内物質が分泌されることにあります。セロトニンは、しみじみと満ち足りた気持ちに関与している物質で満足感や充実感を感じやすいのです。消えない幸福なやる気を生み出す泉でもあります。朝早く起きることは、体内スイッチを入れるにとどまらないよさがあるようです。できれば6時までに起きたいとは、専門家の弁です。 

●朝ごはん ~脳への燃料補給~ 

 朝ごはんは、「脳を動かす燃料」だと言われています。睡眠中、私たちは体を休めていますが、前述のように、脳は活発に働いています。ですから、成長期にある子どもたちの脳に昼食までのエネルギーを補給しなければなりません。 

●読書 ~ユニークな発想の素~ 

 読書をすると、自分ではとうてい体験できない世界を本の中で疑似体験をすることができます。夜ごと、体験や学びを知識に組み変える子どもたちの脳にユニークな発想を取り入れることができると言われています。とりわけ、読み聞かせや音読は、音声を通してイメージ豊かな世界に子どもたちをいざなうことができるようです。  

「暮らしができて子どもが育つ」と言われる所以は、まさにこのような仕組みからなのです。 
 (参考「しあわせ脳を育てよう」黒川伊保子)




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