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第24回「子どものウソとその対処法」


いろいろなウソ 

 外から帰って手を洗っていないのに、「洗った」。おもちゃの片づけが済んでいないのに、「やった」。宿題が終わっていないのに、「終わった」などと、子どもはちょっとしたウソをつきます。程度や回数などの差こそあれ、どの子どもにもあることです。 
 「ウソをつくことは悪いこと」と考えるからこそ、そうしたウソに振り回されてしまいます。子どもたちはどうしてウソをつくのでしょうか。また、そのウソにどう対処したらいいのでしょうか。 

なぜウソをつくのか? 

 ウソの内容はさまざまですが、年齢が低いほど、空想と現実や願望の認識が曖昧なため、子どもはウソをついている自覚がないと言われます。特に幼児期の子どもたちは、自分が楽しく過ごすことが優先順位であり、遊ぶことが何よりも一番です。だから、周囲の大人が感じるようなウソとは若干の差異があるのです。大人と同じ観点で子どもの言動を判断してはならないのです。 
 年齢が上がると、“周りの期待に応えるため”“周りの人の気を引くため”“自分を守るため”などにウソをつくと言われています。また、子どもが正直に話したつもりなのに厳しく叱られたりする経験が繰り返されると、ウソをつく子になりやすいとも言われます。 

ウソへの対処法 

 幼児期のウソは、すぐにばれるようなウソがほとんどです。ウソをついているなと感じたら、頭ごなしに叱らずに、話をしっかり聞いてあげて、望ましい行動を示してあげましょう。一緒に手を洗ったり、片づけをしたり、宿題の様子を見守ってあげましょう。 そして、「今度からはこうしようね」と諭しながら、ウソをつくことはいけないことだということを言い聞かせるようにしましょう。 
 ウソをつくことは悪いことです。しかし、未発達なゆえにつくウソがあることを親は理解してあげなくてはなりません。おおらかな対応がなされることで必ず子どものウソは減っていくはずです。 
 私たち大人も決して完璧ではありません。ウソを責めることなく、なぜウソをついたのか、ということに寄り添うことが大切なのです。




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