message for kids

第23回「親離れ・子離れ」


子離れのタイミング? 

 愛情いっぱいの子育てによって子どもはどんどん成長していきますが、同時に子育てを通じて親も人として育まれ、成長していくことから、「子育ては親育て」とも言われます。親にとって子育ては、生涯を通じて最も大切な務めなのです。 
 子どもが小学生ぐらいになると、「見守ること」が大切などと言われるように、少し距離感を持って子育てすることが望まれるようになります。つまり、子どもの親離れ、親の子離れが重要なのです。さて、そのタイミングはいつなのか?それは必ず迎える反抗期のときではないでしょうか。 

反抗期は成長のとき 

 第一反抗期は三歳ごろ、第二反抗期は十二~十五歳ごろだと言われています。しかし、それはある程度の目安であって、子どもによって若干の差異があります。第一反抗期は、なんでも「イヤ」と反応したり、親や周囲の一方的な命令を聞かなくなったりする時期です。自我が芽生え、自分でチャレンジしたいという気持ちが備わってくるときです。すなわち、子どもの心の中で自立心が育とうとするときなのです。 
 きっと親は戸惑うはずです。それまで親の言うことはちゃんと聞ける素直な子どもだったのに、「イヤ」という言葉を発し、聞き分けのない状態になるのですから。親にすり寄ってばかりいた子どもが、「自分がする」とばかりに親の手を借りようとしないのですから。何が起こったのかと、慌てるに違いないでしょう。 
 しかし、このときが子離れのタイミングなのです。子どもは無意識に親離れの行動を起こし始めています。親は子どもの変化にいち早く気づき、距離感を持つことを自らに言い聞かせなくてはなりません。 

反抗期がチャンス 

 このときを逃さないでください。親はきっと、子どもとの距離感を持つことに一抹の寂しさや辛さを覚えるかもしれません。しかし、成長しようとする子どもの行く手を親が妨げてはなりません。 
 訪れる反抗期は、自立するために、人として歩むために「必要なこと」なのです。親にも子にも絶好のチャンス到来なのです。




nagisa_foot_2