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第20回「子どもの環境を整える」


子どもは環境を選べない 

 子どもの成長は環境に大きく左右されると言われます。どのような環境で過ごし、育まれていくかということは非常に重要なことです。 
 当然のことですが子どもは環境を選ぶことはできません。それゆえ、子どもの健やかな成長を願い、人間形成のために望ましい環境を整え、相応しい環境を与えるのは親や周囲の大人の大切な役割なのです。 
 例えば、子どもにとって遊びの環境を整えてあげることは重要なことです。遊びにはさまざまな種類がありますが、遊び方の工夫やルールの遵守、友だちとの衝突などを通じて、創造力や人間関係構築力といったさまざまな力を身につけていきます。「遊びは学びの宝庫」と言われます。たくさんの遊びを経験した子どもは、人として成長するための人間力を備えていくはずです。 

家庭環境を整える 

 子どもの環境を整えていく中でどの環境を優先順位にするかというと、家庭環境を一番に整えなければならないのは言うまでもありません。それは、家庭は子どもにとって最初の社会であり、人としての基本的な生活習慣やルールを学び、学ばせてくれる場であるからです。しかし、どのようにすることが家庭環境を整えることになるのでしょうか。 
 子どもの欲するものをすぐに買い与えたり、子どものためだからと過保護や過干渉であったりすることが決して望ましい家庭環境とは言えません。何気ない日常生活における親の慈愛に満ちた接し方によって、子どもは心身のバランスがとれた成長や発達を遂げます。つまり、親子の心が通じ合い、支え合う関係を築くことが家庭環境を整えることになるのです。子どもにとって家庭は、愛と安らぎを与える場でなくてはなりません。すなわち、子どもは親や家族との信頼関係で結ばれた家庭環境の中で人として成長していくのです。 

信頼感に満ちた家庭環境を 

 子どもに必要なことは、親が子どもに過度な一歩先を強いることではなく、子どもが安心し、愛する親や家族とともに暮らすことなのです。日常の営みが信頼感に満ちている家庭環境。それが子どもにとって安心できる場所であり、大切な環境となるのです。




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