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第18回「夢を育むために」


 「どんな夢を持っているの?」という問いに、なかなか答えられない子どもたちがこのところ増えているようです。中には、余りにも現実的過ぎることを答える子どももいます。 
 どうして夢を語れない子どもたちが増えてしまったのでしょうか。世知辛い世の中になったせいでしょうか。周囲の大人が夢を持てなくなった、描かなくなったということにも原因があるような気がします。厳しい現実社会であるからこそ、夢を持ち続ける子どもたちを育むことが大人の責務です。 
 そのために、次の三つのことを子どもと共に取り組んでみませんか。 

夢を話そう 

 夢を言葉にすることは大切なことです。それは、夢の実現に向けて動き出すからです。子どもなりに模索し、行動を具体化していきます。そのとき、その様子を必ず受け止めましょう。たとえ叶えられそうもないような夢であったとしても、「そう、すごいねえ」と真摯に聞いてあげましょう。否定的な受容は禁物です。途端に子どもは夢を語らなくなるかもしれません。 

あきらめず、続けよう 

 あきらめないことが肝心であることを説きましょう。そのためには、子どもの一度や二度の失敗に寛容になれる覚悟が必要です。なぜなら、失敗から学ぶことこそが成長の礎になるからです。繰り返し、あきらめずに継続することで自信がつきます。その尊さを気づかせてあげましょう。それが実ったとき、「頑張ったね」と心から褒めてあげましょう。称賛は何よりものご褒美なのです。 

夢中になろう 

 何かに夢中になることは子どもの潜在能力を引出します。また、自分の特性を知ることにもつながります。それには、できるだけ多くの体験を積ませることが必要です。さまざまなチャンスに巡り合い、その子に合うものが見つかったとき、ワクワクするような夢が膨らんでいくことでしょう。   

 夢を持ち、夢を叶えようとすることは、子どもの想像力と創造力を育み、確実な目標を携えながら自立への道を歩むために大切なことです。子どもの夢を応援してあげること、そして、親や周囲の大人も夢を失くさないことが子どもの夢を育むことになるのです。




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