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第17回「遊びが子どもの成長を支える」


遊びには深い学びが… 

 なぎさ公園小学校は「四つの柱」に基づいて教育づくりを行っていますが、その柱に“ふるえる心(感性)を育てたい”“たくましいリーダーを育てたい”という二つがあります。 
 それらの柱を具現化するために、伝承遊びや群れ遊びを行う「みちくさ」という授業や海外の遊びを体験する「遊びの世界旅行」という行事等を展開しています。子どもたちの遊びを大切にし、その遊びをプログラム化して子どもたちの成長を多面的に育むということを実践しているのです。遊びには深い学びがあります。 

遊びは“そうぞう力”の宝庫 

 一人遊びや群れ遊び、異年齢での遊びとさまざまな遊びのカタチがありますが、どの遊びにも共通することがあります。それは、遊びを通じて子どもは興味・関心のあることに挑戦するということです。「できるようになりたい、どうすればできるんだろう」と何度も繰り返します。時には失敗もありますが、工夫を重ねながら挑みます。やがて、意欲と創造力、想像力が自ずと育まれていくのです。 
 また、遊びが素晴らしいのは、大人の指示や誘導によってさまざまなことを身につけていくのではなく、子どもの自主性、自発性によって自らを成長させることができるということなのです。 

ルールを学ぶということ  

 子どもたちは群れ遊びの中で多くのことを学んでいきます。とくに友だちと遊ぶためにルールを作るということは、遊びにとって重要な意味を持ちます。ルールによって遊びが成立し、友だちとつながり、感動を分かち合うことができます。 
 幼少期の遊びの中でルールに従った遊びを友だちと経験しないと、少年期になっても、その後の思春期、青年期になってもルールを守れない人になるかもしれません。ルールを守ることによって、友だちから認められ、さまざまな役割を担い、その役割に責任を持って全うする。このプロセスが社会性や道徳性などを育んでいくことに結びついていくのです。 

よりよい大人になるために

 発達心理学者・ヴィゴツキーは、「人間というものは、子ども時代に子どもとしての要素を使い果たさなければ、何歳になっても大人にはなれない」と言っています。 
 子どもを思いっきり遊ばせてあげましょう。




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