message for kids

第12回「子どもの意欲を育む」


子どもの言葉を大切に   

 子どもの日常は発見や感動の連続で満たされています。大人からすると何気ない他愛のないことも、子どもからするとあらゆるものが新鮮な体験の対象です。季節の移ろいから、通りすがりの光景、人それぞれの感情表現など、そうした出あう体験の積み重ねが人としての形成に繋がっていくのです。だからこそ、その出あいのたびに昨日とは違う真新しい言葉を発するのは当たり前のことかもしれません。 
 「ねえ、お母さん。きれいなお花が咲いているよ」。なかなか大人は発しませんが、子どもは発見したことを身近な人(親)にとにかく報告します。伝えたくてうずうずしています。さて、そのときみなさんはどのように受け止めていますか? 

共感と共有を大切に 

 子どもと一緒にお出かけなどをしているとき、まさかケータイの操作に夢中になってはいませんよね。 
 「ほんとだぁ、きれいだねえ」と応える共感はどれだけ子どもに自信を与えることか。共に花に目をやり、花の美しさを共有することでどれだけ子どもの感性を高められることか。子どもの気づきに対してできるだけ肯定的に向き合い、子どもの想いを支援することは子どもの行動意欲を高めることに結びつきます。 ケータイに夢中で返事も相槌もないお母さんに子どもは失望しています。寂しく泣いているはずです。 

ほめることを大切に  

 子どもはさまざまなことにチャレンジします。子どもなら大抵はできそうなことを得意げにやってみたり、大人から見るとあきらかに無理だろうということにも挑んでみたりします。チャレンジは子どもの真骨頂なのです。もちろん危険が伴うことは回避させても仕方がありませんが、大体のことに対しては「やってごらん」と、その意気込みを支援しなくてはなりません。 
 うまくいったら、「やったね!」と心からほめてあげ、たとえうまくいかなかったとしても、「がんばったね」と努力をほめてあげましょう。このタイミングが重要です。子どもの経験値を高め、次への行動意欲が倍増するに違いありません。 

失敗は学びの神様  

 子どもでも誰でも、好んで失敗はしません。が、子どもにとって失敗はつきものです。だからこそ、失敗から得る学びは貴重なものなのです。この学びこそが人としての成長を約束します。
 失敗は学びの神様、そして、何にもまして、親のほめ言葉は金言なのです。




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