message for kids

第6回「小学校入学準備とは?」


小学校入学は自立の大きな一歩 

 毎年、秋口から「小学校に入るまでに何をしておけばいいでしょうか」といったご質問が多く寄せられます。わが子が入学後にスムーズに学校生活を送れるようにという親心ですね。小学校入学を自立の大きな一歩ととらえて考えてみましょう。 

新しいものへの不安を整理する 

  新しい環境では誰しも不安や緊張を感じるもの。では、いったい6〜7歳の子どもにとって、小学校の何が「新しい」のでしょう?新しいもの①「クラス、ともだち、先生」。新しいもの②「通う施設、通う道、通う手段」新しいもの③「時間の感覚・使い方」。新しいもの④「座学や集団での学習スタイル」…などがあげられます。このように書き出してみると「あぁ、いずれも徐々に慣れていくものだな」と冷静になれるかもしれません。まずは一つ一つの「新しいもの」に対して具体的な「行動の準備」をしてみませんか。 

心の準備(自信)につなぐ 行動の準備(種類別対応例)

 ①最近は自宅に来客、接待ということが少ないようですが、お客様や初めて会う人との交流は子どものソーシャルスキルを高める絶好の機会。自宅でなくてもちょっと意識してみましょう。②園バスやマイカーでの移動に偏らず親子で公共の場に出かけたり地域を散歩することも大切な経験です。③決められた時間までに何かを片付けたり、次の行動の準備をするなど見通しを持って動く機会は日常生活にもたくさんあります。大人の都合ではなくみんなのルールとして意識させてみましょう。④じっと落ち着いて人の話を聞くことを習慣づけるには「読み聞かせ」も一方法です。テレビやビデオではなく、生の声で語り、聞くという時間を大切にしたいですね。 

子どもの成長を止めない見守り方を 

 しかし大切なことは、むやみに先走らず、年齢に応じた適切な生活体験を積むこと。「あいさつ」「体の使い方」「判断力」など、家族のかかわりや園での集団行動などで自然に学べるもの、日常に蓄積するものではないでしょうか。 
 毎年4月には『1年生を赤ちゃん扱いしてはいけない』ということを感じます。年長さんとして下級生のお世話、行事のリーダー、卒園式での立派な振舞いなどをこなした子どもたちに「できない」前提で物事を進めてはいけないと思います。子どもの成長を戻さない、止めない指導、まわりの大人の見守り方を考えたいものです。




nagisa_foot_1