message for kids

第1回「子どもの個性の伸ばし方」

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子どもはみんな個性の芽を持って生まれてくる 

 子どもはみんな個性を持っています。伸びる素質はすでにどの子にもあるわけです。そもそも、個性を伸ばすとはどういうことでしょうか。伸ばしてあげるものではなく、伸びようとする個性をどう支えるかということではないかと思います。「環境」「経験」「出会い」などは自己形成過程にとても大切ですが、学校や習い事、特化された体験だけが個性を伸ばしたり成長させてくれるのではありません。子どもをとりまくものが総合的に作用して「子どもの育ち」があるのではないでしょうか。

全てを人任せにしない! 子どもとしっかり関わろう 

 本校は児童の個性や可能性を尊重する教育を行っています。しかし「子どもの育ち」のサポートを教育機関や他人に全て委ねるのは問題だと思います。子どもは、身近な大人や経験から様々に吸収し自分の文化や価値観を創りあげるもの。親が子どもの自立と自律のためにしっかり関わり、自分をまるごと受けとめてくれる誰か=「家族」がいるという感覚が育つと、自分の弱さも受け入れつつ向上することができると私は思います。保護者の方が成功体験型で関わりが表面的だと物事の結果だけで評価する傾向が強くなりがちで、子どもは失敗を恐れ、親の顔色を見て行動するくせがつくようです。プロセスをしっかり認め、子ども自身が経験を活かして挑戦する力を身につけるよう導きたいものです。 

自己肯定と他者受容のサイクルが自分らしい成長の鍵

 個性を伸ばす、とは結局子どもが自分らしく生きる自信をつけるということでしょう。それには、私たちが子どもたちの「個」を認め、子ども自身が自分を肯定的に捉えることが最も重要です。幼い子どもは一瞬一瞬を捉え、感動しながら生きています。本をきれいに並べ終えたとき、大きな丸いお月様を見上げたときなど、それは大人にとっては些細な出来事に過ぎませんが、その感動を共有、共感する人がいれば子どもは自分を確かめ、自己肯定感を育むことができます。そして自己肯定から他者を受容する心の器ができるのです。ほんの少し立ち止まって子どもの話を聞き、目を見て話すようにしてください。大人がそうすれば今度は子どももそうします。子どもが大きく伸びるための小さな一歩です。



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