みみはなのどの病気について

やりすぎは禁物!耳掃除の仕方


溜まった耳垢を取ろうとして、耳の中を傷つける…よくある耳掃除によるトラブルです。
 自己流の耳掃除を直して、正しいやり方を学びましょう! 

耳の構造
■耳の中をこすりすぎない!

  耳の中はまっすぐではありません。耳穴の入口から鼓膜までは、S字状に曲がった形をしています。そのため綿棒や耳かきで思ったところに必ずしも届くわけではありません。そして耳の中の皮膚は薄いので軽くこすっても傷になる可能性があります。耳垢の元となる油を分泌する耳垢腺(じこうせん)は、油分で細菌が奥に入らないように防御もしているので、こすりすぎると、油分が減り、カサカサになり防御も低下します。さらに傷つくことで、炎症物質が耳の中を湿らせて感染を起こしたり、かゆみが強くなったりします。


耳垢取り
■耳掃除は月1回くらい、多くても 週に1回程度 

 風呂上りに耳の中まで拭くのはお勧めできません。油分まで拭きとってしまう可能性があります。耳垢は奥のものも含めて、産毛が外側に出そうという働きがあり、耳の入口に集まってきます。綿棒であれ耳かきであれ、入口を中心に掃除をしましょう。できれば耳垢が見える場合には取る、または奥で取れそうにないときは少し待って、手前に出てきているか後日確認して、取れそうにない場合には耳鼻科に相談しましょう。 

■耳掃除で咳が出るお子さんは要注意 

 耳の穴には、快感を生じさせる迷走神経が走り、耳かきで触れると気持ちがよく、小さいお子さんだと眠くなる子もいます。耳を触りながら寝る子がいるくらいです。ただしその反射が過剰になる子は咳がでます。過度に触りすぎると血圧低下やひどい場合には失神することもあります。特に耳掃除で咳が出やすいお子さんは注意が必要です。咳が出やすい場合には医師に相談した方がよいでしょう。



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