子供の◯◯についてお話します。

小児の睡眠についてお話します。


●はじめに


 近年わが国では生活様式の夜型化に伴い、子どもの就寝時刻の遅れと睡眠時間の短縮が問題となっています。睡眠は身体機能、脳機能の回復に加えて、成長期の子どもでは心身の発育に重要です。幼少時期より適切な睡眠習慣をつけておくことは、親の大切な役目です。



●睡眠不足になると


 睡眠不足になると、子どもでも感情が不安定になり、学校の成績も下がってきます。不登校児の約70%が睡眠障害を合併しています。現在の身体的健康や精神的な安定だけでなく、将来の成長・発達あるいは糖尿病、高血圧、肥満など生活習慣病のリスクにまでかかわってきます。



推奨される就寝時間と睡眠時間

●適切な睡眠時間は


 推奨される就寝時刻と睡眠時間を表に示します。日中に寝不足を感じない程度の睡眠時間と睡眠の質が必要です。

●睡眠において気をつけること


① 毎日ほぼ同時刻に覚醒、就寝(共働きや父親の帰りが遅い家庭では、家族全員の就寝時刻が遅くなる傾向があります。
  毎日ほぼ同じ時刻に早く寝て、朝は学校や幼稚園に合わせて同じ時刻に起きるように)
② 朝日をあびる ③ 朝食をしっかり食べる ④ 昼寝は午後1~3時までの間に、15~20分程度(1時間以内に)
⑤ 午後からの適度な運動 ⑥ 夕食後就寝までを3時間あける 
⑦ 就寝前30分から1時間は静かで落ち着いた時間を過ごす(ブルーライトの光やモニター映像は脳を興奮させます。
  眠る前には脳を安静にして眠りに導くために、テレビ、ゲーム、携帯電話、パソコンなどを極力控えるように)
⑧ 適当な温度(夏は25~27℃、冬は14~20℃)と湿度(50~70%)
⑨ 寝室を静かで暗くする



●おわりに


 休日に平日より3時間以上長く眠ってしまう場合、平日の睡眠時間をもう少し延ばす工夫が必要です。また、休日の長すぎる寝だめは、日内リズムを乱す可能性があります。私たちの健康と子どもたちの将来のために、家族の睡眠を見直してみましょう。



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