子供の◯◯についてお話します。

冬場に流行する感染症についてお話します。


◯インフルエンザ


 通常のかぜ症状に加えて、高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が突然現れるのが特徴です。迅速診断キットにより鼻腔ぬぐい液で診断が可能ですが、発症から短時間だと陰性になることがあります。タミフルなどの治療薬を発症後48時間以内に開始すると、ウイルスの増殖が抑制され発熱期間が短縮されます。合併症として急性脳症に注意が必要で、意識障害、けいれん、異常行動などがあれば早く医療機関を受診しましょう。また、重症化予防のために流行前にワクチンを接種しましょう。



◯RSウイルス感染症


 主に10月から翌年3月まで流行します。年長児では軽いかぜ症状のみですが、出生後数カ月以内の乳児は気道が細く細気管支炎、肺炎をきたし重症化します。痰がらみの咳、喘鳴、食欲や活気低下などの症状があれば早く医療機関を受診しましょう。



◯ウイルス性胃腸炎


 ロタウイルスは毎年初冬から春にかけて流行、潜伏期間は1~2日で、嘔吐、頻回の水様便や白色便、発熱がみられます。脱水、意識障害、けいれんなどに注意が必要です。ノロウイルスも同様に冬に流行し、潜伏期間は1~2日で、突然はじまる頻回の嘔吐に続いて下痢がみられます。これらの腸管感染症に対し、OS-1などイオン飲料の少量頻回投与による経口補液療法が有効ですが、点滴が必要になることもあります。予防には十分な手洗い、果物、野菜の念入りな洗浄、牡蠣は十分な加熱が大切です。



■おわりに


 子どもは胎盤を通して免疫グロブリンの移行、母乳中の分泌型IgAの供給により、生後半年はあまり病気をしないとされています。が、半年を過ぎると免疫物質の減少とともにいろいろな感染症にかかりやすくなり、自ら抵抗力をつけていきます。ご両親は子どもの病気についてよく知っておくこと、予防接種により免疫をつけておくこと、家族の人がうがいや手洗いをして病原菌を家に持ち込まないこと、などを心がけるようにしましょう。





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