「びびり太郎、よるのどうぶつえんでびびる」

yorunodoubutuen

父ひとり、子ひとりでナイトサファリへ。

父「ライオンさんは何してるかねぇ」
子「ライオンさんは寝てるんじゃない?」
父「おサルさんは起きてるかねぇ」
子「おサルさんはご飯食べてるんじゃない?」
などと話しながら、ワクワクして入園。

シマウマ、キリン、ゾウ、キツネ、クマなどなど
活動的な動物たちが見れて、やはり夜の動物園はおもしろい!
と大人の私が思うのをよそに
「早くライオンさんやトラさんのとこへ行こう!」と急かす息子。
男の子はやはりそういう猛々しい動物が好きなようす。

わりと足早に園内を回り、ようやく彼のメインのトラやライオンの檻の前へ。
ところが、あまりに近くで動く(サービス精神旺盛な)トラやライオンを前にして
我が家のびびり太郎は「もう行こう、あっち行こう」と大びびり…。
え!?渋滞の中2時間半もかけて来たのにもう行くの!?と
内心思いながらも、それは大人の勝手な都合なわけです。

結局、びびり太郎が一番興味を持ったのは、カメ。
墨汁のように暗い水の中を、さらに深い黒を纏ったカメがのそのそ動き、
時折水の上に出したカメの顔をほのかな月明かりが照らす…。
そんな光景を2人でしばらく見つめながら
「そうだよな、何見たって自由だよな」と
親ながら息子の感性がとても素晴らしいものに思えた夏の終わりの夜でした。