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第19回:「出産方法」について


現代はインターネットを介して誰でも情報を得られる時代であり、身の回りには情報があふれかえっています。
出産方法には様々なカタチがあり、どう選択するのかを悩む妊婦さんも少なくありません。
その出産方法のひとつでもある、「無痛分娩」についてお話します。

  出産方法には様々な種類と形態があり、どのような出産方法を選択するか決定するのは妊婦さんやそのご家族の方々にとって簡単ではないと思います。今日のインターネットを始めとする膨大な量の情報が氾濫する環境の中で、分娩方法を決断する上で重要な事は、正確な情報を取得する事だと思います。今回は、数ある出産方法の1つである無痛分娩について、その中でも、当院でもおこなっている硬膜外麻酔による無痛分娩のメリットと出産経過への影響および副作用について紹介致します。

 第一のメリットは、何と言っても陣痛の痛みが軽くなる事です。硬膜外麻酔による無痛分娩は鎮痛効果が強く、ひどい痛みを全く感じることなく分娩に至るお母さんが多くいらっしゃいます。その他に「疲労が少なかった」、「産後の回復が早かった」、「出産後早期から積極的に育児に取り組めた」という声が聞かれ、更に計画分娩による無痛分娩の場合は、「産前産後の計画がたてることが出来た」という感想がよく聞かれます。
 出産における影響としては、分娩第二期(子宮口全開大から児娩出までの時間)が延長される事や、鉗子分娩や吸引分娩の頻度が高くなる事が報告されていますが、いずれも母児ともに問題ないを考えられています。また、硬膜外麻酔による無痛分娩によって、帝王切開率の増加はないと考えられています。

 最後に、副作用についてですが、①足の感覚が鈍くなったり、足の力を入れにくくなる②低血圧③尿意が感じにくくなったり、尿を出しにくくなる④体のかゆみ⑤体温の上昇などがありますが、いずれも治療を必要としない場合が多いと考えられています。
 以上のようなことを含めて、硬膜外麻酔による無痛分娩について主治医からしっかりと話を聞いて、出産方法を決定していただき、妊婦さんおよびそのご家族にとって満足のできる出産(Fine Birth!!)を経験して欲しいと思います。

出産方法について



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