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第18回:麻疹(はしか)が流行しています

はしかは子どもの病気でしょう?とか、もう1度かかったから大丈夫!とはいえません。
妊娠中に感染しても風疹(三日はしか)と異なり、赤ちゃんの先天奇形の増加は認められませんが、30%前後に
流産・早産を引き起こすと言われています。
はしかの症状

 はしかは麻疹ウイルス感染による感染症で10日ほどの潜伏期の後に風邪のような症状の後、発疹が出現するものです。特徴的な症状としては、発熱や全身倦怠感に続き結膜炎、咳などの症状が3〜4日続き、かぜのような症状は激しくなり口の中に特徴的なコプリック斑という発疹が出現します。高熱となった熱は一度下がり半日の間にまた高熱がでてきます。同じ頃顔から赤い発疹が出現し2〜3日で腕や足にも広がってゆきます。急速に解熱し、発疹は出現した順番に消失してゆき2週間以内くらいで消えてしまいます。はしかの感染力は非常に強く、感染者が近くにいるとほぼ100%感染しますが、大多数が小児期に感染しており、成人になって感染すると重症化することが多いとされています。

 生後12ヶ月頃まではお母さんから移行抗体があり、感染から守られているので、1歳過ぎから予防接種を受けるように推奨されています。抗体を持っていないと、簡単に感染してしまうのがはしかの特徴です。予防接種の摂取率の低下で以前はほとんど見られなかった妊婦さんのはしか報告例も最近は増加しています。抗体を保有していなければ、ワクチンの接種が副作用もほとんどなく非常に効果的です。ワクチンを摂取したら絶対にはしかにかからない、とは言い切れませんが、症状を軽くする効果はあります。平成2年4月2日以降に生まれた人は2回ワクチンを接種しているため、はしかにかかる可能性は低いようですが、それより前に生まれた人はワクチン接種1回、もしくは全く受けていない、という人もおられる可能性があります。また子どもの頃、はしかにかかったという人も時が経ちすぎて免疫が低下していて、はしかにかかる可能性もあります。過去にはしかにかかっていても、予防接種を受けて抗体が十分にある状態でも、予防接種をすることは特に問題ありません。したがって、抗体価を測るのに時間がかかる場合などは、抗体の量を調べずに予防接種を打っても大丈夫です。ただし生ワクチンなので妊娠期間中は予防接種ができませんので、妊娠中は、はしかにかからないようにするしか方法がありません。対策としては、●旦那や同居家族に、はしかの抗体が無い場合、ワクチン接種をしてもらう●外出時は、マスクをして出かける●なるべく人ごみにいかない。ワクチン接種後2ヶ月は避妊が必要とされています。抗体が少ないと、将来奥さんが妊娠した時にはしかを家に持ち込んでしまう可能性や、妊婦が発症すると赤ちゃんへの影響が心配されます。男女問わず、機会があれば抗体価をチェックし、低いと判明した時には追加の予防接種を受けるように心がけましょう。




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