message for kids

第39回:ありがとうのきもち


 明日は、冬休み前の全体集会という12月も押し迫った日に大きな箱が学校に届きました。中身は、新巻鮭。送り主は、昨年の交流校、岩手県の小さな学校、織笠小学校からです。手紙には、「応援してくださりありがとうございました。私たち5・6年生は、総合学習で新巻鮭を真心こめて作りました。これからもなかよくしていきましょう。」と写真入のメッセージが入っていました。


●東北の学校を応援する

 本校では、東北大震災以後、毎年、保護者と児童とで、「3・11プロジェクト」という活動を続けています。津波の被害で復興もままならない東北の学校を応援しようと始まった活動も今年で5年目。行事の際に応援グッズの販売をしたり募金をしたりして得た収益を岩手県の学校に送っています。毎年行われる活動は、保護者も児童も自ら進んでボランティアに参加して自分の想いを届けています。お金だけでなく学校の様子をDVDなどに収めて交流も深めています。


●人に喜んでもらううれしさ

 4つの教育目標の1つ、「なぎさっ子は、人の役に立ち、人に喜ばれる行いを進んで実践する子どもです」にあるとおり、1年間かけての取組みは、年々工夫されて続いています。早速、全校集会で新巻鮭を見せながら紹介すると、びっくりした顔、顔、顔…織笠小学校では、2年生が小さな稚魚を放流し、4年後、卵を産むために織笠川に帰ってくる鮭を6年生が新巻鮭に作って学習のまとめとします。この学習を通して、魚のためにきれいな川や海の環境を守っていこうという気持ちを大切にしているそうです。


●ありがとうの心

 織笠小学校は、1年以上も前の私たちの気持ちを忘れず「ありがとう」の気持ちを届けてくれました。遠くからの贈り物にびっくりすると共にとても温かい気持ちになりました。平素、してもらうことが当たり前になって「ありがとう」を忘れがちな私たち。東北の小さな学校の子どもたちの大きな「ありがとう」の気持ちを受け取り、あらためて感謝の表し方を教えてもらったように思います。「私たちもこれからたくさんのありがとうを周りの人たちに伝えられるといいですね。」と話しました。折りしも、下校で出会ったときに「○○先生。1年間ご指導ありがとうございました。」と笑顔で帰っていく児童がいたと伝えてくれた教員がいて感動しました。家族同士、小さな「ありがとう」がいくつもいくつもあふれる家庭からありがとうの心は広がっていきます。





なぎさ公園小学校_渡邊校長_プロフィール0630