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第38回:学校環境と子どもの成長


 11月8日は立冬です。本校では、立夏(5月6日)から立冬までの約半年間、子どもたちは、芝生のグランドを裸足で走り回り遊んでいます。登校後は、靴下を脱いで素足になり、「布ぞうり」をはいて過ごします。下足場から芝生グランドへ裸足になって我先に駆け出す子どもたちは、元気いっぱいです。「布ぞうり」は、なぎさ公園小学校の特色の1つになっていて、外国からのお客様に来校の記念品として布ぞうりを差し上げると大変喜んでくださいます。「布ぞうり」の魅力や裸足のよさについて考えてみましょう。


●布ぞうりの魅力

 本校では、創立時からいち早く健康づくりなどを目的に「布ぞうり」を導入し取り組んできました。次のように「布ぞうり」を履くよさは数えきれません。
①土踏まずの形成を促進し、正しい歩行・走行によってたくましい身体づくりにつながります。
②足裏を刺激し、脳機能の活性化につながるといった効果がみられます。
③固定され締め付けられるくつと違い、「布ぞうり」は鼻緒を足指で挟 み掴んで歩くことで5本の足指をしっかりと使い、「足でふんばる」という足本来の機能を鍛えるのに適しています。
④子どもたちの反応は、「涼しくて気持ちいい」「開放的」「脱いだり履いたりしやすい」など大変好評です。
休憩時間にはその鍛えられた裸足で、思いっきり芝生のグラウンドをかけまわる姿がみられます。休憩時間に外で遊ぶ割合が高いのも頷けるというものです。


●成長著しい学童期

 小学生は、六年間で平均して身長は30~40㎝、体重は20㎏くらい大きくなります。成長著しいこの時期に健康や安全に配慮した教育環境で過ごすことは、非常に大事なことです。折りしも、本校の新体力テスト結果を見てみると、総じて足を使う種目(50m走・立ち幅跳び・20mシャトルラン、反復横とびなど)が全国平均より上回っています。やはり、日頃の生活の中で足が自然に鍛えられていて子どもたちの体力によい効果をもたらしているようです。
 就学前の保育園や幼稚園を訪問した時、いくつかの園では、裸足で遊んでいる幼児さんを見かけました。歩くことが少なくなっている現代だからこそ、裸足で過ごしたり、「布ぞうり」を履いたりすることで効果的な足裏運動を促し、成長時期の子どもたちの健やかな発達を促進することは大切なことだと実感する毎日です。





なぎさ公園小学校_渡邊校長_プロフィール0630