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第31回:やる気のある子


 子どもが、自分の目標に向かって一生懸命になっている姿は、やる気に満ちています。たとえば、親に言われなくても進んで勉強したり、家の手伝いをしたりして、毎日の暮らしぶりが意欲的だと安心です。
 しかし、現実は、なかなか期待通りにはいかないものです。子どものやる気を引き出すには、どのようなことが必要でしょうか。家庭学習を例にして考えてみましょう。


●目標と見通しをもつ

 「早く宿題をしなさい。」と言われても、何をいつまでにどのようにすればよいのか、具体的に目標や見通しがもてないと始めの一歩が踏み出せないことがあります。たった今、しようとしていたところに、教師や親に急かされ出鼻をくじかれたり、気分や意欲をそがれたりすることもあります。そこで、いつ、何をどのようにするのか自ら考え、判断し、行動できる力を引き出すために、自分にあった計画を立てることが必要です。とりわけ、始める時間や勉強する時間、さらには、一週間の習い事や予定を加味して計画すれば、見通しを持って時間を運用することができます。低学年の場合には、家族の協力や応援が欠かせません。


●結果より経過が大事

 計画ができたものの、実行が難しいことがあります。自分の勉強の様子について簡単な記録をとり、振り返ることも大切です。記録を見返すと、自分が成長したところ、課題となったところに気付くことができ、次に何をすればよいか自ずと分かるものです。うまくいかないときこそ教師や親の出番。できていないことより、当たり前のようなことでも、今できていることを認め、勇気づけることです。失敗から学び、糧にすることができれば、それこそ子どもは一まわり大きく成長することになります。


●自分に自信と誇りをもつ

 「なぎさ式家庭学習ガイド」は、名前のとおり、子どもが自分の学び方について計画し、実行して振り返り、自分自身を知るための道案内として創られました。勉強はもとより、基本的な生活習慣や手伝いなど、家に帰ってからの暮らしも大切にするような仕かけになっています。毎日小さな達成感を味わいながら、「自分っていいな」を積み重ねることを何より期待しています。「プリントを見ながら次に何をしたらよいか自分で考え、行動できたと思います。」保護者の声です。コツコツ努力したことを認められた子どもは、心が満たされ、内なる無限の可能性を発揮しようとするにちがいありません。



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