グローバルキッズ育成法

第3回:国際的視野を育む


考える力


 当校への入学希望のご父兄に面接をする際、「どうしてこの学校を選ばれたのですか」と尋ねます。
①英語を使いこなし流暢な英語話者になって欲しいから。②さまざまな国や文化の子供達と交わって欲しいから。③のびのび育ち創造力を伸ばして欲しいから。④自分で考える力を身につけて欲しいから。
この4つの答えがよく返ってきます。現在のグローバルな世の中に適応するには④の能力が特に重要になってきます。

 クリティカルシンキング(批判的思考)の重要性をよく聞くようになりました。物事、問題を単なるエピソードなどに影響を受けず自分の頭で客観的にあらゆる角度から考える思考法です。思考力というのはその他の技能と同じで適切なトレーニングを受けることによってより磨かれていく物なのです。

 1つのアプローチ法としてハーバード大学の「プロジェクトゼロ:思考の可視化」を紹介します。テーマに沿って自然体で子供達が考え、学習者として考える姿勢を身につけることによって思考の可視化は教室での学習を豊かにしていきます。小さい頃から考えるために言語を学ぶということも念頭におくと、思考力は飛躍的に伸びていきます。

 何かを観察する際、「見る」「考える」「疑問をもつ」この3つを習慣づけると、子供達は物事を注意深く観察し、好奇心を刺激しつつ、常に考えることができるようになります。「自分は何を見ている?」「それについてどう思う?」「どの部分に疑問が残っている?」この3つの質問を常に心がけるのです。

 熟練の先生による指導も勿論ですが、これらの習慣は子供達の最も身近にいる親御さんによってご家庭でも習慣づけられると大変有効です。「思考の可視化(Visible thinking)」のウェブサイト(http://www.visiblethinkingpz.org)をご覧下さい。英語のみですが、Google Translateによって重要な部分はご理解いただけると思います。

 思考の習慣により、子供達は物事や状況の表面だけを捉えるのではなくその奥の部分まで掘り下げて考えることができるようになります。同時に子供達に様々な質問を投げかけるようにすると自分で考え始め、また自分で質問を組み立てるようになり、自然と好奇心が旺盛になっていきます。


 何かを観察している時に子供に質問されたら「どうしてそんな質問をしてみようと思ったの?」と聞き返すようにしてみて下さい。子供の思考力は益々伸びていくでしょう。


マーク校長先生