グローバルキッズ育成法

第1回:日本のグローバル教育


将来に向けての学習


 いくつかの日本企業が、社内公用語を英語にしていることからもわかるように、多くの方が、将来自分の子供がグローバル社会で仕事をし、様々な文化圏の方と交わることになると認識されていることでしょう。この認識の広がりはMEXT(文部科学省)の決定により加速したようです。日本の高等学校への国際バカロレア・ディプロマプログラム導入検討のみならず、異なる文化と共存できる子供を増やすべく、グローバルな視野を育てるための教育が進められています。

 ご父兄からの質問の多くは「グローバル教育って何?」です。学校でのグローバル教育は、各教科指導の一環として行われている場合が多いようですが、グローバルな視野を持つ上でのサポートとなる、価値観の構築や技術指導にどれだけ重きをおくかによって違いがでてきます。真のグローバル教育は、国旗、食べ物、お祭り、民族衣装、有名人などの表面的な理解を超えたものです。例えば国際バカロレアでは、「探求する人」「知識のある人」「考える人」「コミュニケーションできる人」「正義感のある人」「心を開く人」「思いやりのある人」「挑戦する人」「バランスのとれた人」「振り返ることができる人」であることを重要視しており、これらの要素が国際感覚を備えた子供を育てると考えています。

 世界は今まで以上に速いペースで変化しています。子供の将来の成功は、その変化に適応していく柔軟な考え方を持てるかどうかによってくるでしょう。ですから、各教科を学習する必要性と同等に、子供たちが自分で考える力を身につけることが重要なのです。最新の技術やテクノロジーを駆使し、現在では思いつきもしないような、ものすごい発明をする人が出てくる時代が近い将来くることでしょう。これからのグローバル教育は、そんな時代を生きていく子供たちが、物事を多様な観点から考察できる人になれるようサポートしていくものであるべきです。


 どうすればグローバル教育を受けることができるのでしょう。公立、私立の学校で、或いはインターナショナルスクールで等、いくつかの方法があります。短期留学制度やホームステイプログラムを行っている学校もあれば、特別な語学コースを設けている学校、国際カリキュラムを取り入れている学校、それぞれ可能性を秘めた教育を提供しています。子供たちのグローバル教育に興味のある方は、ぜひ各学校がどのような独自のグローバル教育を行っているのか、あらゆる観点から考察してみてください。



マーク校長先生