みみはなのどの病気について

子どものいびきと睡眠時無呼吸症候群


 睡眠時無呼吸症候群は大人の病気かと思っている方もいらっしゃると思いますが、お子さんにも起こる病気です。疲れているときや感冒時など短期的ないびきなら心配はありませんが、長期的な大きないびきは睡眠時無呼吸症候群などの病気の危険性があります。睡眠時無呼吸症候群とは眠りについた後、頻繁にいびきや無呼吸が起こり、身体にさまざまな影響が引き起こされる病気のこと。一般的には1時間に10秒以上の無呼吸が7回以上、7時間に無呼吸が30回以上引き起こる場合をいいます。お子さんが長期的に激しいいびきをかく、眠っている間の呼吸が苦しそうであれば注意が必要です。
お子さんの注意すべき症状として

・熟睡ができていない
・日中、眠気がある
・注意力・集中力低下(落ち着きがない)
・頭痛がある
・夜間に激しいいびきをかく
  ・イライラしやすい 

など、このような症状があるときは医療機関に相談しましょう。医療機関にかかる際にはお子さんの様子を録音や動画・ビデオで撮影すると診断の参考になります。お子さんの場合はご家族の訴え、またはビデオ、録音などから相対的に判断して治療を決めることが多く、機械による検査は状況に応じて行っています。そのため病院に滞在して精査をすることもほとんどありません。
 主な原因として・アデノイド肥大・扁桃肥大・アレルギー性鼻炎(花粉症も含む)による鼻づまりなどが挙げられますが、肥満も関与する場合もあります。お子さんの原因の多くは口蓋扁桃とアデノイドが大きいために、空気の通り道が狭くなり、いびきや無呼吸が起こります。また、アレルギー性鼻炎などで鼻づまりがひどくても、いびきや睡眠中の無呼吸がでることがあります。
 発育状況みながら経過観察をして、ひどければ手術で大きくなった口蓋扁桃と咽頭扁桃(アデノイド)を取ってしまうと症状が改善します。手術時期は小学校に上がる前、扁桃組織の肥大時期の3~6歳に行うことが多いです。また、鼻が悪い場合には鼻の治療をします。
 子どもの発達にはしっかり眠れていることが非常に重要です。お子さんのいびきが気になったら、長期間放置せず、まずは医療機関へ相談しましょう。

子どものいびき



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